ベーシック・ゲーム

 

あくまで入門用のゲームで公式種目ではありません。
初めてビリヤードをするという人や、ナインボールなどでは手球を的球に当てるのが精一杯でポケットに狙うところまで行かないといった初心者の人は、ボールを撞いてポケットに落とすという基本的な技術を楽しみながら身に付けるために最初からナインボールなどをするのではなく、こういったゲーム形式の練習で球を撞くという基本的な部分を覚えてみるのはどうでしょう。

ベーシック・ゲーム

プレイ人数:2人〜任意
使用球:1〜15番

ゲーム概要

手球を狙ったところに撞いて的球をポケットするという基本的な技術を身に付けるためのゲームです。
そのため難しいことは一切廃除してテーブル上で今ある手球の位置から自分が狙いやすい的球をどれでも好きな順番で好きなポケットへ落として構いません。
どれでも的球を落とせばひとつ1点として15コの的球全てを落とした時点でそれまでの総得点を競います。

ルール


ベーシック・ゲームのラックラックは番号に関係なく好きに組んで構いません。
ただし、その際に出来るだけきっちりと各的球が密着するようにしっかりラックすることを心がけてください。初心者同士の場合、ブレイクでラックした的球が散らないのは、ブレイクした人の撞き方にもよりますが、半分ぐらいはラックが悪いせいもあります。
良いラックを組むコツは最初にお店のスタッフに聞いてみるといいでしょう。
ちゃんとしたラックの組み方を教えてくれると思います。

先攻後攻はジャンケンでもクジ引きでも話し合いでも殴り合いでも好きなように決めて構いません。
先攻を取った人がブレイクをします。

ブレイクで何かの的球が入った場合はブレイクを撞いた人がそのままプレイを続行します。
ブレイクで的球が入らなかった場合は次のプレイヤーに交代します。
ブレイクではどの的球にも当たらないか、手球がスクラッチした場合、また手球か的球が場外した場合はファールとします。

プレイ中は自分が落としやすいと思う的球を好きな順番で好きなポケットへ落とします。
ファールをせずに何かの的球を落とし続けている間は自分が撞き続けられます。
的球を外すかファールをした場合は次のプレイヤーと交代します。
番号に関係なく的球を1個落とせば1点とし、15個の的球が全てポケットされた時点でそれぞれの点数により勝敗を決めます。

ファール

基本的なボールを撞くということを身に付けるゲームなので、あまり細かいところは気にしなくて良いでしょう。
ファールとしては、

スクラッチ(手球がポケットに落ちる)
手球あるいは的球の場外
手球を撞いたがどの的球に当たらない

ぐらいでいいでしょう。
ファールした場合はフリーボールで相手と交代します。
球ざわりはボールが動いてしまった場合はお互いの確認の上、元の位置に戻し、ノークッションファールや二度撞きなどもファールを取らなくていいでしょう。
ある程度狙ったポケットへ的球を運べるようになって来たら、お店のスタッフや常連の上級者に聞いて基本的なルールや技術的なものをプラスしていくようにすれば良いでしょう。


あくまで、まともに球を撞くための技術を身に付ける最初の一歩です。
公式種目でもないので、その時の自分たちのレベルに合わせて自由にルールを決めていって構いません。
まずは的球を狙ってポケットに落とすという楽しみを十分味わってください。

また上級者が本当に始めたばかりの初心者をビリヤードに連れて行くときも、いきなりナインボールなどを教えるのではなく、こういったゲームから初めてあげると初心者の人も球を撞く楽しみがより味わえると思います。

もちろん初心者にはハンデをつけて、初心者はベーシックのルールで、上級者はローテーションのルールで点数のみ的球の番号に関係なく全て1点とするなどすれば結構面白いゲームが出来るかもしれません。
それでもC級以上の人であれば、相手が全くの初心者なら上記のハンデでも簡単に勝ってしまうと思います。
そんな時でも自分で「これでは勝てないかなぁ」と思うぐらいのハンデを与えてあげれば自分も真剣に撞くことになり結構楽しめると思います。
また上記以上にハンデをつける場合は初心者の条件をこれ以上簡単にするのではなく、自分の条件を厳しくしていったほうが良いでしょう。その方がお互いの練習になります。

まだブリッジもちゃんと組むことが出来ない初心者にとって、公式なビリヤードの種目はとても難しいものだと思います。
そのためホントの楽しさを味わう前に、その難しさでビリヤードから離れていってしまう人がたくさんいます。

また正しい技術を覚える機会が無いうちから「何回もやってるけどぜんぜん上手くならない、自分には才能がない」と言っている人もいますが、大概の人は自分に才能があるかないかを諮れる以前にそういって諦めています。

テニスのラケットをまともに持ったことも無い人がいきなりちゃんとしたゲームをしようとしても、きっとゲームにはならないでしょう。
まずは、ちゃんとラケットでボールを打つ技術と知識の習得が必要で、ちゃんとしたゲームをするのはそれからです。

このベーシック・ゲームはその「ちゃんとラケットでボールを打つ」ための練習と同じものを簡単なゲーム形式で楽しみながら身に付けていくものなのです。


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