ROTATION GAME

 

ローテーションはわたしがビリヤードをやり始めたときに最初に覚えたゲームです。
当時はまだ映画「ハスラー2」の日本公開前でナインボールが今ほど盛んではなかったためですが、今考えると最初に覚えるゲームとしてはナインボール以上に無謀でした。よく一緒に行っていた友達も素人だったため、殆どゲームになってなかったです・・・。 ルールもよく分かってなかったなあ。

取り合えずここではBCAルールを元にしていますが、私の知っているルールは多分に日本式のローカルルールが混じっていますので、その点はご了承を。

ナインボールと同じように最初に台上の最小番号の的球から当てなければいけない上、的球の数も15コと多いため結構難しいゲームです。中〜上級者向け。

ローテーション・ゲーム

プレイ人数:2人
使用球:1〜15番

ゲーム概要

テーブル上の最小番号の的球から当てなければならないことと、コールショットではないためフロッグでのポケットインが認められているところはナインボールと同様です。
ゲームは得点により勝敗が決定します。
そのためナインボールの9番やエイトボールの8番のようなゲームボールは存在しません。
得点は的球の番号そのものがそのボールを落としたときの得点となります。
15コ全ての合計が120点なので、過半数以上の61点を獲得すると勝利となるのが別名「61(シクスティワン)」と呼ばれるものです。
上級者向けには上がり点をもっと高くしたものもあります。
例えば上がり点を120点とするなどです。
上がり点が120点というと1人で全ての的球を落とさなければならないように思えますが、15コの的球を2人で落としあいながら最後の15コ目を落としたプレーヤーはその際手球をブレークエリア内にポジションし、再度ラックを組んでポジションした手球の位置からブレークを行なうことによってゲームを継続していきます。

ルール


ローテーションのラック予め決められた得点に先に達することを競います。
各的球の番号がそのまま得点となり、その的球をポケットしたプレーヤーの得点になります。
15コ全ての的球の合計点が120点のため過半数を超えた61点を取れば勝ちとするのが一般的な上がり点です。(61-シクスティワン)
また上級者向けに上がり点を高く設定しラックをまたぐ場合は最後の的球をポケットしたプレーヤーは手球をブレークエリア内に停止させることで次のブレーク権を維持でき、その停止位置からブレークすることでゲームを継続します。

ローテーションのラックは上図のように組みます。日本式ではこの他の的球の位置も決まっている場合がありますが、一般的には図のBCAルールでのラックが覚えやすくてよいでしょう。

手球はナインボール同様、最初にテーブル上の最小番号の的球に当てなければなりませんが、その条件を満たせばコンビネーションやキャノンで他の的球が落ちても得点となります。
ローテーションはコールショットではないので狙ったポケットとは違うポケットに落ちたり、狙っていない的球がポケットされた場合も有効です。
もちろん同時に複数の的球がポケットされればその合計点が加算されます。

ファールがあった場合の処理がナインボールなどとは違い、ポケットビリヤードの古典的なルールに基づいているといえます。
日本のポケットビリヤードは古くはこのゲームがお手本となっていたので、日本式のビリヤードにはこのローテーションのルールを基本にしているものが多くあります。
「ジャパン」や「59(ゴック)」等の日本式ナインボールのファール後の処理はこのローテーション式といえます。
また「2出し」(9番を入れた後、手球をブレイクエリア内にポジションする)も、このローテーションの「ブレーク権の維持」の名残りだと思います。

(ファール後の処理)

ファールが発生したとき同時にポケットされたボールがあってもそれは無効となり、フットスポットにあげます。
すでにフットスポットに他のボールがあったり、フットスポットにかかるような位置などでフットスポット上に正しく置けない場合は、ロングライン上に沿ってフットスポット上のボールに完全に密着するようにして置いていきます。

また、正式には手球フリーとはならず、プレーヤーは次の中から選択をします。

1.現状のままプレーを引き継ぐ(一切どの球にも手を触れない)
2.手球のみをブレークエリア内の任意の場所に移動する。
3.的球のみをフット/センターのいずれかのスポットに移動する。(この場合手球はそのままの位置)

 ただし、(2)で手球をブレークエリア内に移動したとき、最小番号の的球がブレークエリア内にある場合は、それをそのまま狙うことはできません。
その的球をフット/センターのいずれかのスポットを選択して移動します。

最近は、ファールの場合は常に手球はブレークエリア内、的球はセンタースポットに置くというのもあるようです。

このゲームでは、セイフティは許されていますが、「故意のファール」は禁止されています。
そのため「ギブアップ」があり、自分は撞かずに相手に順番を譲ってしまうことができます。

このゲームは的球が多いためゲーム序盤に正確なポジションプレーが要求されるむずかしいゲームですが、それゆえにいい練習になります。

この的球が多いというだけで、ローテーションでのマスワリはナインボール以上にかなり難しくなってきますが、ナインボールでコンスタントに"狙って"マスワリを出せる人ならローテーションのマスワリも狙えるでしょう。
(そりゃ、ナインでコンスタントに狙ってマスワリ出せる人ならかなりの上級者なんだから当たり前か・・・ )

このゲームをやりなれるとナインボールが簡単に思えてくるかもしれませんね。


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