Table
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ビリヤードにはその競技の種類にあわせて、使用するテーブルにもいくつかの種類があります。
大別すると、

1.テーブルの6ヶ所にボールを落とす穴があるポケット・テーブル
2.テーブルに穴が無いキャロム・テーブル

キャロムテーブルとは3〜4コのボールを使って「四つ球」や「スリークッション」という競技を行なうためのもので、本来アメリカなどでは単に「ビリヤード」というと、このキャロムビリヤードのゲームを指すようです。ポケットビリヤードは「Pool Game(プール・ゲーム)」と呼ばれます。
キャロムビリヤードでは的球をポケットに落とすのではなく、的球と手球を当てることでポイント競う競技なので、
テーブルにはポケットがありません。このキャロムテーブルには行なう競技によって何種類か規定のちがうテーブルがあるようです。

ここでは、私が行なっているポケット・ビリヤードのテーブルについて紹介します。

左の写真が代表的なポケット・テーブルです。
みなさんがよく目にするのはこのボールを落とす穴があるポケット・テーブルだと思います。

このポケットテーブルで行なうのが「ナインボール」や「エイトボール」といったポケットビリヤードの競技で、
ポケット競技に関しては、テーブルの正式な規定はひとつしかありません。

 

(公式規定)
・テーブルの外形サイズ
幅・・・・・・・・・・・・・・・・約137.16cm(4.5 フィート)
長さ・・・・・・・・・・・・・・約274.32cm(9 フィート)
高さ(床よりレールまで) ・・・・約76.0cm〜80.0cm

・テーブルベッド(競技範囲)の内径サイズ
幅・・・・・・・・・・・・・・・・127.0cm(50インチ)
長さ・・・・・・・・・・・・・・・254.0cm(100インチ)

ポケットのオープニング(開口部)・サイズ
コーナー・ポケット120mm〜130mm
サイドポケット130mm〜140mm

クッション・エッジ
クッションの先端部、ボールはこの部分にあたり反射する。
テーブル・ベッドからクッションエッジまでの高さは35.7mm

試合で使われるテーブルはこの9フィート台で、ちゃんとしたビリヤード場であれば基本的にこの規定の台が設置されています。

この他に一般の家庭に置くこと等を考慮した小さめの8フィート台や7フィート台なども存在しますが、いずれも公式の試合には使用できません。アメリカの小さなバーに置いてあるようなコインテーブル(1ゲームずつコインを入れるとボールが出てくる台)はこの8フィート台が多いようです。



A:コーナー・ポケット
B:サイド・ポケット
C:ヘッド・スポット
D:センター・スポット
E:フット・スポット
F:レール・ポイント
G:ヘッド・ライン

クッションの外側の木枠(茶色い部分)をレールといいます。

テーブルには「スレート」という綺麗に平面の出された石版が敷かれていて、その上にラシャという布が張られています。ラシャは消耗品なので、定期的に張り替えなければ快適にプレーできなくなります。

レールの内側の「クッション」はゴムで出来ていて、やはり外側にはラシャが張られています。
このクッションのゴムも経年変化で劣化してくるので、交換が必要な部品です。

各ポケットの幅は調整が可能でこれを狭めると的球の入れが難しくなります。こういう台を「渋い台」などと呼びます。反対に何でもポケットに入ってしまうような台を「甘い台」と言います。

ビリヤード場には店の入り口に一番近いところや、表から良く見える窓際などに置いてある台を「花台」という常連客用の特別な台として用意する風習があります。古い球屋ではどんなに込んでいて待ちが出ているような状態でも、常連客が居ないときは「花台」は空けておき、常連客が来ると優先的にそこへ通すといったことを平気でします。一般のお客さんからしてみれば不公平といえば不公平ですが、常連客にとっては「花台」に通されることが一種のステータスになるようです。そしてこの花台はかなり渋くしてある場合が多いです。
わたしはこの風習が好きじゃないので、ホーム(普段自分がよく通っている球屋)でも花台は避けます。

現在よく使われているテーブルは的球がポケットに入ると、ポケットの下にある金属製のレールを転がり、フット側の下の方にある球溜まりに集まってくる仕組みになっていますが、昔はポケットの下に皮で編んだ袋状の網が貼ってあり、的球がポケットに入るとそこに溜まる(Pool)ようになっていました。これがポケットビリヤードをPool Gameと呼ぶ所以で、むかし日本でも流行った「POOL BAR」とはポケットビリヤードができる飲み屋ということです。


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